知ったかぶりのクラシック
キューバからやって来たギターの革命児 |
ブローウェル |
シンプルなエチュード
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キューバからやって来たギターの革命児!! レオ・ブローウェル(1939-)はキューバのハバナ出身のギタリスト・作曲家です。 その後アメリカに渡り、ハートフォード大学付属ハート音楽院、それからジュリアード音楽院でギターと作曲を学びます。 彼の作品はギターによる独奏曲が多く、初期の作品に於いては中南米の民族性を感じさせるものとなっています。
この《シンプルなエチュード》は1973年に前半の1-10番が、2001年には《新シンプルなエチュード》として11-20番までが作曲されました。 このような練習曲をより音楽的なものに発展させて、演奏会などで弾いてもその他の曲に遜色の無いものを『コンサート・エチュード』と呼びます。 ロックやポップスでは花形楽器として扱われるギターですが、クラシックの世界ではイマイチマイナーな楽器です。 また複数の音を一度に弾く事が出来るというのがギターの大きな特徴ですが、ピアノのようにどんな和音も演奏が可能という訳ではなく、非常に限定的で、ギターの構造を分かっていないと作曲が非常に難しいという問題点が挙げられます。 しかしながらブローウェルは、自身が卓越したギタリストだった事、それから現代音楽への造詣の深さから、今までには無かった新しい響きを持ったギター曲を数多く生み出しました。 それではお聴き下さいませ。 シンプルなエチュード No.1-5 |
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シンプルなエチュード No.6-10 |