アメリカ音楽留学入門講座
学費が安く編入も可能な二年制公立短大 |
第三回 |
コミュニティ・カレッジのメリットとデメリット
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前回の記事で言及したコミュニティ・カレッジの活用について本頁では説明していきたいと思います。 コミュニティ・カレッジとは、アメリカに1000校以上設置されている2年制の公立大学で、卒業すると准学士号が得られ、一年間アメリカ国内での就労許可が下ります。 コミュニティ・カレッジの特徴はまず、学費が非常に安い事です。 また入学試験のレベルが大分低めに設定されています。 4年制の大学に比べて、やはり教育レベルは高くないというのが現状ですが、コミュニティ・カレッジには一通りの分野の授業がそろっていて、教員の多くは修士号以上の取得者です。 そしてコミュニティ・カレッジの一番の強みは編入制度です。 つまりこの制度を活用すれば、まず志望校の近くのコミュニティ・カレッジに通い、英語を勉強して単位を取りながら、現地情報を仕入れるという戦略が立てられるわけです。 しかしながらコミュニティ・カレッジにもメリットばかりではなく、デメリットも同時に存在します。 外国人にとって言語の異なる国の大学に通うというのは大変であるし、留学生の場合は高い志を持って入学する人が多いですが、大半を占める現地の学生は、やはり何かしらの理由があって4年制の大学に通えなかった人達です。 日本にも教育格差という言葉がありますが、アメリカの教育格差は日本のそれとはレベルが違います。 他にもコミュニティ・カレッジに留学する場合は語学留学と違いVISAが絶対に必要で、また4年生の大学と同様にカリキュラムに沿って授業を受けるシステムなので夏休みを利用した短期留学といったことは出来ません。 それから編入に関してですが、単位交換に関しても全ての単位が4年制大学の単位として認められる訳ではありません。 このようにコミュニティ・カレッジにも語学留学同様、メリットとデメリットがありますが、上手く活用する事によって音楽留学に役立つかも知れません。 ちなみに筆者自身はコミュニティ・カレッジの存在を音大入学後に知り、学費の安いコミュニティ・カレッジで英文学や西洋史等、24単位を取得して単位交換をしました。 補足ですが、日本の大学で取得した単位も交換出来ました。 |
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