【コード理論大全】質問コーナー
dim7コードの解説、どうして全てのパターンを記載しないの? |
第十二回 |
分かりやすさと簡潔さを目指して |
Q: P.223の図Ⅱ-2b、2c、2dとその前の説明について、「Cdim7と同じ構成音を持つ他のディミニッシュトセブンスコード」との記述より、P.211の図Ⅰ-1bより Cdim7と同一構成音となるのはD#dim7、F#dim7、Adim7だと思います。しかし図Ⅱ-2b、2c、2dを見るとAdim7がなく、図Ⅱ-2bと2cは表記が異なっていますが、同一ルートの重複です。なぜ全部のパターンを記載していないのですか?誤植ですか? |
貴重なご意見、ありがとうございます。P223の図ですが、II-2bとII-2cについては、上行アプローチの#IIdimとアナライズしても、下行アプローチでの♭IIIdimとアナライズしても、テンションの法則に従えば結果として同じテンションが得られるということを理解して頂くために、エンハーモニックコードを用いています。 |
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