Watchburg Music
Cover Photo

受賞作品


記念すべき第一回ウォッチバーグ音楽大賞

栄えある受賞作品はこの曲だ!!





Project.R
(吉田達彦/吉田仁美)
ルパンレンジャーVSパトレンジャー

スーパー戦隊シリーズの第42作目の主題歌、『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』が第一回ウォッチバーグ音楽大賞を見事に受賞!!TV番組の主題歌、メジャーレーベルから発売された日本のシングルCDとして、最も複雑かつ音楽的に成熟された楽曲と言っても過言ではないだろう。

また過去のスーパー戦隊シリーズの在り方と一線を画したTV放送最終話も話題となった。準最終回で異世界に閉じ込められたルパンレンジャー、そして敵組織のボス、ドグラニオ・ヤーブンの圧倒的な強さに手も足も出ないパトレンジャー、絶体絶命のピンチに陥る両戦隊。視聴者の99%は、パトレンジャーがルパンレンジャーを異世界から「救い出し」、不本意ながらも「共闘して」、合体した「巨大ロボで」、ラスボスを「倒す」シナリオになると予想していただろうが、全てを見事に裏切る最終回。

番組タイトルは『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』であるものの、ルパンレンジャーの成長物語にストーリーのウェイトが置かれている本作品。ルパンレンジャー不在のまま最終決戦に進んでいく展開をどれほどの視聴者が予想できただろうか。ラスト5分で明かされる驚愕のシナリオ、そして我々が一年間、毎週見続けていたOPテーマの映像が最終回のワンカットであったという真実に脱帽である。

シナリオの重要な局面で流れる主題歌が『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』であったことは非常に重要で、誰もが口ずさめるキャッチーな『恐竜戦隊ジュウレンジャー』や『星獣戦隊ギンガマン』タイプの楽曲が本作品の主題歌であったら、この世界観は成立しなかったはずである。平成最後、歴代の主題歌の中でも異彩を放つこの曲は、今後スーパー戦隊を語る際に、欠かせない存在となるだろう。



ノミネート一覧へ戻る