ファンクミュージックとハードロックのイディオムを取り入れながらも、スーパーロボットアニメの主題歌として、絶妙なポップセンスが巧みに組み込まれた、トミカ50周年記念作品『トミカ　絆合体　アースグランナー』の主題歌『世界が君を必要とする時が来たんだ』が第三回ウォッチバーグ音楽大賞を受賞！！

『新幹線変形　ロボ　シンカリオン』第二期の衝撃的な打ち切りによって 絶望のどん底に突き落とされた日本全国のタカラトミーファンの精神的な支えとなったアースグランナーであるが、同局放送の傑作アニメ『ミュークルドリーミー』と等しく、オープニングテーマ及びエンディングテーマが一年間固定されていたことも、この楽曲の人気の高さを物語っている。 しかも『宇宙怪獣スピンガーとサーベルパンサー編』『宇宙超古代文明編』『サビブレーカーとの決戦編』というシナリオの変遷に加え、『バッファゲータ』『ティラノトップス』などの新しいガオグランナーの出現に合わせ、同じ楽曲を使いながらも、映像を度々変更している点は見逃せない。

そして何よりも、楽曲制作に関わった人々のアースグランナーに対する愛が感じられるという点を称賛したい。 オーイシマサヨシ氏による本楽曲は、現代に蔓延する安易なタイアップによるアニメ主題歌に対して一石を投じたアンチテーゼとして、末長く語り継がれることだろう。

ノミネート一覧へ戻る